ぬる子s blog

「きらく育児」が目標な一児のズボラママによる情報発信ブログ

【実話】飼ってたウサギのおかげでダメ男と縁を切れた話

f:id:nurukoWOW:20220508203450j:image

 

いきなりですが、実話です。

結構トラウマで最近まで引きずってました。

そんな懐かしい昔の話を、今回は赤裸々に語りたいと思います。

たまには毛色を変えて、こんな過去の醜態を語るのも良いかと思いまして(笑)

いつもはもっと違う記事あげています。

興味持って頂けたら是非読んでみてくださると嬉しいです。

 

 

ランキング参加してます!
2022年4月~23年3月生ランキング

 

 

9年付き合った彼。実は○○男。

 

名前は太郎くん(仮名)。

友人の集まりで知り合いました。

私より9歳年上の彼は、昔やんちゃしていたであろう風貌で。

煙草をふかしながら、真っ黒なエルグランドでよく迎えに来てくれたものです。

 

当時20歳なりたての私には、それはそれは大人に見えて魅力的でした。

女性って、ちょっとヤンチャな男性に惹かれる時期あるでしょ?それです(笑)

 

そんな彼は、とにかく短気でした。

飲食店では店員の仕事に雑部分があると呼び出して怒鳴りつけ、「ら」抜き言葉を使うだけで怒り狂ったり…

なんだかいつも心に余裕のない人でした。

 

「きっと理由があるはず」

そう自分に言い聞かせて、当時は我慢していました。

 

そんな彼とも付き合って5年がたったある日。

私は意を決して、彼に結婚を申し込んだのです。

そしたら帰ってきた言葉が

 

「俺実はバツイチなんだよね」

 

( ゚д゚)ポカーン

私は言葉を失いました。

 

それでも良い!一緒に人生を歩もう!とめげずに食らいつくと、

 

「離婚調停とか疲れたから結婚はムリ」

 

と、お断りされました。

今考えたら、普通に信じられない言葉です。

 

この人私に一生隠すつもりだったのか?

 

その時点で将来を見てくれていない人だったので、さっさと縁を切るべきでした。

 

ですがまだめげない私(笑)

そのままいつか考えてくれるだろうと付き合い続けてしまいました。

 

今思うと、コンコルド現象もあったのかもしれません。

「ここまで時間を共に過ごしたのだから、無かったことにしたくない」

そんな引き返せない状況なだけかもしれない。

 

そんな事があっても、その後更に4年間付き合い続けてしまいました。

過去に戻れるなら言ってやりたい。

「無駄な時間だ。今すぐ縁を切れ」と。

 

ウサギが教えてくれた真実。

 

そんな私は、1羽のウサギちゃんを飼っていました。

名前はこむぎちゃん。

f:id:nurukoWOW:20220508211413j:image

今手元にはこの写真しかありませんが(笑)

ロップイヤーという垂れ耳の可愛い女の子です。

初めて飼ったウサギちゃん。

すっかり懐いてくれたようで、よく私の後ろを着いてきてくれる甘えん坊の可愛い女の子でした。

 

そんなこむぎちゃんは、勿論太郎くんにも懐きました。

太郎くんは当時デレデレ。

私といるよりこむぎちゃんに惚れ込んでいたように思います。

そんなこむぎちゃんを愛でる彼を見て、私も嬉しく思っていました。

 

ですが飼って5年目のある日。

こむぎちゃんが子宮癌で倒れてしまいました。

痙攣して泡を吹くこむぎちゃん。

私は大慌てで病院へと連れていくことにしました。

太郎くんも「俺車出すから病院いこう!」と

一緒に向かってくれました。

 

ですが、ウサギは犬や猫とは違い診てくれる病院はとても限られてしまいます。

普段から通っていた病院はその日やっておらず、急患で診てくれる所をスマホで必死に探していました。

 

すると家から離れたところに発見。

私たちは車で急いで向かったのです。

 

カーナビで病院近くに着き、探す私達。

慣れない土地だからかなかなか見つかりません。

 

腕の中で震えるこむぎちゃん。

弱っていく我が子に、涙が止まりませんでした。

 

すると、運転席の彼が突然

「なんで駐車場がねぇんだよ!」

と怒り始めたのです。

 

病院の場所も分からず、

駐車場も見つからない。

そんなトラブルの中で彼も余裕が無くなったのでしょう。

いつもの短気が発動したのです。

 

私は当時号泣していましたが、

その彼の姿にふと我に返りました。

 

「こんな緊急事態で怒り狂うなんて…

この人、おかしくないか?」

 

そう、

人は何かトラブルが起きた時に本性が現れると言います。

愛しのウサギちゃんの危機的状況で、

泣きまくるパートナーに寄り添いもせず、ただ自分勝手に怒り狂う彼の姿。

そんな現実に、やっと違和感を感じたのです。

 

その後治療に励みましたが、残念ながら完治せず。残り数日の命と宣告されました。

 

彼とは「いつお別れするか分からないから、

死に目には会えるよう仕事終わったらお互い早めに帰ろう」と彼と約束していました。

 

が、この数日間。

彼は今までの9年間ずっとすぐ帰宅してきたのに、死ぬ間際の数日間だけいつも帰りが遅くなっていました。

後日聞いたら、

「死に目に会うのが嫌だったから」だそうな。

呆れてしまいました。

 

そんな日々が過ぎ、残念ながらこむぎちゃんはある朝に亡くなってしまいました。

最後の夜にピィ!と痛そうな声をあげたのを覚えています。

朝起きて、冷たくなっている彼女をゲージから抱き上げるのは辛かったです。

 

そんな最中も、横にいる太郎くんは慰めの言葉なんて一言もかけてくれませんでした。

「俺だって辛い」

彼から帰ってくる言葉は、そんな言葉ばかりでした。

 

 

ありがとう。

 

こんな事言うのもなんですが。

こむぎちゃんが、自分の体を張って私に真実を教えてくれたんだと思っています。

 

「その人はダメだよ」と。

 

何かあった時に、俺が私がではなく。

相手を思いやれる人を選びなさい。

 

こむぎちゃんが、私が間違えた道を進まなくて済むように助けてくれたんだと思っています。

 

それから彼とはちゃんと別れて、

今では素敵な旦那様に巡り会えました。

 

別れ方も音信不通で終わるという最悪な別れでしたけど(笑)

9年間付き合った相手に音信不通で終わらせるとか…本当無責任な人だったんでしょう。

 

本当は今でもこむぎちゃんに会いたい。

 

火葬した御骨は、まだ手放せずに家にあるけど。

いつかちゃんと供養してあげなきゃいけませんね。

本当に、彼女は私の恩人だと思っています。

 

だから、また他のウサギちゃんをお迎えする気にはなれなくて。

こむぎちゃん、ヤキモチ妬きだったから。

きっと怒るだろうなぁ…って。

 

そんな思い出話でした。

なんだかしんみりしてしまいましたね。

 

普段は育児やゲーム、体験談記事を書いています。良ければ他も覗いてくださいね。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

♥·♡ τнanκ чou ♡·♥·

 

#ウサギ #実体験 #ダメ男 #恋愛経験 #ロップイヤー #育児ぬる子 #育児ブログ #きらく育児